スクートとタイガー航空がついに合併! 会社名はスクートに

こんにちは。

日本は暑くて寒くて雨が降って忙しいですね。

今回はLCCについて少し触れ、シンガポールのローコスト航空会社スクートとタイガー航空について書きます。

なぜLCCが安い料金でサービスを提供できるのか

LCCは、日本でも複数の航空会社がありますね。

簡単にLCCといっても飛行機を利用してビジネスをするというのは、そりゃあ、

手続きとか色々と大変な事がありますよね。

LCCが比較的格安で料金を設定できるにはそれなりの理由があります。

バンコクからLCCでタイ国内旅行!- ノックエア でも触れましたが、

簡単に説明すると下記のような感じです。

乗客が直接受けるサービスの違い

1.機内食がオプション
  • 機内食はLCCでは有料のためその分の無駄なコストがかからない
  • 事前注文と機内注文の価格設定、メニューの違いで有料購入を促す
2.機内サービス(毛布、エンタメ等)が有料
  • 航空会社にもよるが、映画など見たい場合は別途タブレット等の有料サービス追加が必要
3. 男性なら気になるCAのユニフォームがカジュアルまたはすごいセクシー
  • デザイナーブランドなどではなくTシャツとパンツなどが多い
  • 逆にアジアのLCCでは水着や必要以上にタイトなスカートなど、エンタメとして提供されている場合がある

航空会社の内部での違い

1.航空機の種類を統一
  • 航空機器のメンテナンスをより簡単にする
  • 機内の機材を統一することができ、教育もマニュアル化が簡単
2.比較的短距離を飛行し、ルーチン化してより多くの飛行回数を達成する
  • LCCは比較すると質より量なので、特に人気路線は回数がものをいう
  • 逆に採算が取れないほど少人数だと勝手にキャンセルや振り替えで無駄にフライトを避ける事がある

なぜスクートとタイガーの合併するの?

もちろん色々な理由があると思います。

ここでは、両社の利益額など数字からは離れて、今までの歩みについて触れます。

個人的にタイガーさんもスクートさんも何度もお世話になりました。

スクートはタイガーに比べると新しい会社で、スクートができる前には黄色のLCCは

タイガーだけでした。

こちらが案内の動画です。

こちらが合併の案内ページです。

スクートとタイガーのビジネス背景

実は、スクートもタイガーもシンガポール航空(SIA)が絡んだ会社なんです。

”絡んだ”という言い方をするのは、両社成り立ち、構成が違います。

タイガー航空

もともと個別に立ち上がった会社で、その後SIAの資本が入りました。

現在では資本としては56%です。

スクート

LCCの中では比較的最近立ち上がった会社で、設立は2012年。

立ち上げからSIAがオーナーとして設立された会社です。

合併後がスクートが吸収する形で会社名、フライトのコード等スクート側に変更に

なります。

この変更は現時点ではSIAが所有しているシンガポール発着またはオペレーションの

便にのみ該当します。

どういうこと?

タイガーエアは、オーストラリアと台湾にも会社として存在します。

航空業界は色々複雑なので、ここでは細かいことには触れませんが、簡単に説明すると

タイガーエアオーストラリア

  • 現在ヴァージン・オーストラリア航空が100%所有する子会社となっていて、基本的にはオーストラリア国内のみの就航。

タイガーエア台湾

  • SIA10%、
  • チャイナエアライン80%、
  • マンダリン航空(チャイナエアラインの子会社)10%

のジョイントベンチャーになっている会社なんです。

そして、国際線も就航しています。

つまり事実上オーナーとなっていタイガーシンガポールとスクートを2つ運営することで

会社としてもコストがかさむし、ある意味競合してしまうので、合体します。

ということです。

現時点ではタイガーのオーストラリアと台湾については触れられていないので、シンガポールのみと思われます。

これによって、オーストラリアと台湾のブランドを変えるとか、路線をどうするかとか

そういう話が出てくると思うんですよね。

とりあえずは現状維持のようです。

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コメント

  1. 【はてなブックマーク】スクートとタイガー航空がついに合併! 会社名はスクートに – 気になるニュースをお届け♪ より:

    […] スクートとタイガー航空がついに合併! 会社名はスクートにこんにちは。 日本は暑くて寒くて雨が降って忙しいですね。 今回はLCCについて少し触れ、シンガポールのローコスト航空会社スクートとタイガー航空について書きます。 なぜLCCが安い料金でサービスを提供できるのか LCCは、日本でも複数の航空会社がありますね。 簡単にLCCといっても飛行機を利用してビジネスをするというのは、そりゃあ、 手続きとか色々と大変な事がありますよね。 LCCが比較的格安で料金… […]