こんにちは、Yoshです。
今回は10万円特別定額給付金ギリシャバージョンについての話をしたいと思います。
日本では政府が発行する10万円特別定額給付金についての話がたくさん出ているかと思います。
世界各国では何の影響により自宅での自粛を余儀なくされてる人がたくさんいる中で各国の政府の対応についての注目高まっているのは言うまでもありません。
私がニュースやインターネットより得た情報によると日本では給付の対象者が外国人も含まれるということまた、まだ(この時点では)正式に詳細の情報が発表されていないことも含め、色々な物議が交わされているようですね。
さてニュースなどを見ると、イギリスの政府の対応やアメリカやオーストラリアの政府が発行する交付額について述べられているのを何度か耳にしました。
ヨーロッパではの友人が住むドイツでも色々な給付金を含む政府からの援助についての話題がよくあがるようです。
私の姉が住むアメリカでも経済政策の一環として、早急に給付金の手続きが進められ、既に口座に振り込まれた人もいるとか。
ギリシャはほぼ日本では話題にならない国だという認識ですが(おそらく日本に情報を提供する人があまりいない、経済規模も小さく目立たない存在なのは確かです)、経済が破綻した国ということで有名なのは言うまでもないでしょう。
ギリシャで就職、失業保険まで受給した最初の日本人?
私はこのギリシャで就職し、そして転職し、合計で2回会社のスポンサーで就労ビザを取得しました。
しかも2回目のビザの取得には日本に帰国をして再度一から全てのペーパーワークをやり直さなくてはいけなく、また会社は弁護士を大金を払って雇わなくてはいけないという状況になりました。
つまり私は日本人として2回ワークパーミットを発行してもらい、更に失業保険までもらったというのは世界で一人だけではないかと思うので私は世界記録保持者になったのではないかと勝手に思っています。
さらに今回は個人的な理由(コロナ解雇ではなく)で退職し、日本に戻る予定でしたが、帰国するタイミングを逃し、ここギリシャで自宅待機をしているわけです。
ギリシャ政府 オンライン化の第一歩を踏む!
ここで、ギリシャ政府は4月15日から失業保険に関する手続きをオンラインで実施するということを発表しました。
これはギリシャが全ての続きを紙ベースでするのが大好きな国なのに、オンライン化に進んだ奇跡の一歩だと私は思っています。
破綻した国ギリシャは国民にも外国人にもサポート
ギリシャは破綻した国ということで有名になってしまいましたが、実は外国人労働者(難民を含む)に対する政府の補助やサポートというのは多様にあるようです。
そんな中、元働いていた会社の HR からギリシャ政府からの給付金(の受給条件になぜか当てはまり)特別給付金を受け取る対象となったので手続きしておいたわよ、と連絡を受け数日後に給付金800ユーロが振り込まれていました。
通常の失業保険の手続きでは、退職後手続きをし、2ヶ月待たなくてはいけないのです。
そして手続き自体は、役所の窓口に行って色々な申込書にサインをしたり複数の書類を提出する必要があります。手続き自体もとても複雑でおそらく私ひとりでは出来なかったでしょう。
ですが今回のコロナの影響で全ての役所の窓口は閉まっていて、私が毎年お願いしている会計事務所は、役所が再開するまで一ヶ月はかかるだろうから今回は諦めるしかないね、きっと6月にならないと色々な手続きは出来ないと思うよと言われていました。なので、今回は失業保険の申し込みは見送ろうと思っていました。
もちろん元々失業保険を申請する予定はなかったのですが、今回たまたまタイミング的にラッキーでした。
今回の給付金は一律800ユーロのようで、例えば近所のスブラキ屋さんで肉を切る仕事をしている人のお給料ですが、銀行口座に振り込まれるお給料の額は毎月200から300 EURO で、オーナーが別に現金でくれるようです。
その金額おおよおひと月1000ユーロぐらいとのことです。
例えばギリシャの人の場合カフェで半日働いて他の場所で半日もしくは一週間のうち70%ぐらいの時間を2箇所3箇所で働いているという人が多いと聞きました。
つまり人によっては1ヶ月の収入が政府に正式に申請している金額は500ユーロ位とされている場合もあります。
その場合今回の処置で800ユーロというのは収入としては多目の金額設定なのではないかと思われます。
こういった形で、例えばアパートの賃貸の契約を少し安い金額にして税金を安く抑えたり、その他いろいろなやり方でギリシャの国民は税金を安く抑えられるようにあの手この手を尽くしているようです。
それがいいか悪いかは別としてある意味生活の知恵とも言えるそして彼らの文化とも言える生活様式でギリシャの生活というのはされています。
世界で10万円の給付金、対応は様々
話が長くなってしまいましたがこの800ユーロは日本円にすると大体10万円なので、日本政府が打ち出した10万円特別定額給付金と同等の金額です。
政府から給付される金額と給付方法についてギリシャの方が早くて簡潔にされたというのは皮肉な結論だと私は思っています。
私はここギリシャでは外国人ですが、政府は給付金を外国人にも発給しました。
これは私に限って言えば過去2.5年間に毎月税金の納付をしていました。
税金や、年金などですが軍の運営費用(日本語での名目はわかりませんが)も含まれていて金額にすると毎月約400ユーロ位払っていたと思います。
そして、この状況で国を出られなくなってしまったと言う経緯もあり、今まで政府に支払った履歴もあるわけで、国からサポートをしてもらうのは当然といえば当然?だとは思いますが同時に感謝もしています。
ただし私が短期間この国に観光客として3ヶ月住んでいただけで政府から支払を受けるのは正しくはないと思いますのであえて付け加えておきたいと思います。
先ほどネットで日本の10万円特別定額給付金についての案内を探していたところ中央区のページで詳細の案内がされているのを見つけました。
もちろん皆さんが中央区に住んでいるとは思いませんが参考にはなるかと思いますのでもしよかったらこのリンクを見てみてください。
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コメント
初めまして、ランキングから来ました。
ギリシャでも定額給付約10万円なんですね。
オンラインで外国人にも対応してくれるってありがたいですよね。
参考になりました。
コメントありがとうございます。
そうなんです、ある意味私には予期せぬラッキーなことではありましたが、ギリシャ政の素早い対応に感謝です。