こんにちは。
Yoshです。今回はギリシャ事情の一つ家探しについてのお話です。
ギリシャで細々と頑張っています w の「1年半で2回夜逃げをしました。」で触れたように、アテネで暮らす厳しさを肌で感じる今日この頃。
夜逃げをせざるを得なかった理由は色々あります。
悲痛な叫びをブログで披露してもよいのですが、どうせなら役に立ちそうな情報提供をメインに書きます。
今回は、夜逃げの理由は、ギリシャの経済を関連しているという面で記事を書きます。
ギリシャの不動産事情
ギリシャ人は家族がとっても大事、親戚一同がつながり絡み合いながら生きているといった感じです。
つまり、ものすごく簡単に例えると、親戚の〇〇さんが弁護士なので、不動産の登録などはすべて〇〇さんにお願いし、XXさんが税理士だから、税金関係はすべてXXさんにお願いする。
みたいな感じです。
代々不動産を継承しながら今まで来ているのがある意味習わしで、それには色々な意味が含まれているのです。
100%該当しないかもしれないとの前提ですが、多くの場合、親は子の面倒を見るのが普通で、子供が成人しても、色々な世話を焼きます。
(なので、通常ギリシャ人の男性は女性に何でもやってもらうのが普通と思っている人が多いです。もちろん、世代によっても考え方に違いはあります)
子供の面倒を見る、つまり住まいの準備は親がするのもその一つ。
ある地方では、不動産を持っている女性は結婚相手がすぐに見繕われるのだとか。
この場合、男性は女性の家に入ります。
時がたち、子供が成長し、親が高齢になったとき、子供へ不動産の供給の代わりに親の面倒をみるのだそう。
これは勿論日本でも同じような習慣がありますがギリシャはもっと文化として強く色濃く存在するのではないかと感じます。
私の知っているほぼ全員のギリシャ人がサマーハウス(別荘)を含む何らかの不動産を持っています。
不動産継承が経済の悪循環をもたらす?
今までギリシャでは固定資産税、相続税はあったものの、税金はほぼないに等しいくらい少額だったそう。
つまり、コストを気にせず親から子へ継承することができたといえるでしょう。
以前はそれでも経済は回っていたのでしょうが、この程の経済破綻で政府の国民への締め付けととらえられている「できる限り課税キャンペーン」の政策によって国民の生活はいろいろな部分から崩れてきています。
最近のニュースで、現在保有している不動産を子供に譲るための手続きに必要な金額がバーンと上がるので、駆け込み手続きが報道されていました。
ではなぜ夜逃げしなくてはいけなかったのか?
つまり、よくわかっていない外人に貸したい大家さんはたくさんいます。
ギリシャはEUなので、ほかのEU諸国から交換留学生として短期間住む人もいます。
そういった外人や短期滞在の人たちに正式な手続きや、契約書を交わさないで貸すことにより税金を払わないで済ませようとする人がいるのです。
こういうと悪徳大家さんのように聞こえますが、借りる側もマナーの悪い人がたくさんいるので、ギリシャの法律が借りた人側寄りな事情も考慮しなくてはいけない部分です。
ギリシャ語以外で提供された賃貸 サイトなどの情報が充実していないギリシャで、期限内に自分で住まいを探さなくてはいけなく、焦っていてインターネットで、英語ができる大家さんから部屋を借りた結果、色々な事が絡み、突然玄関のカギを変えられ、入れなくなってしまいました。
警察沙汰になったある夜逃げの一夜
事件は、突然起きました。
ただ、不幸中の幸いとは、本当にこのことでしょう。
警察を呼んだら、来てくれた警察官は英語がベラベラ、事情を瞬時に理解してくれました。
大家さんの姉が住む下の階に一人で行き話をつけに行ってくれました。
その時、300メートル離れてても聞こえるような大家さんの姉の叫ぶ声には本気でひきました。。。
しばらくしてらちのあかない会話をあきらめて警察官が戻ってきて、ビビっている私をみて「大丈夫、私の管轄はアパート賃貸の部署ではないので、パトカーで今から一緒に警察署に行きましょう」と言ってくれました。
移動する直前に大家さんの姉がカギをもって登場したため、その夜大家さんがイギリスから戻ってくる前に一晩で脱出をしました。
一か月に恐らく20-30ユーロ位ではないかと思われる税金をちょろまかしたいがために犠牲になった外国人のお話です。
アパート購入したい中国人と一戸建て売却したいギリシャ人
このように色々な事情が絡み合うギリシャで主に中華系の人がビザのために不動産を買いあさっていた時期があります。
25万ユーロでビザが発給されるので、その金額に達するまで買います。
ただ、悪質な販売をする不動産屋さんもあったようで、安否両論あるGOLDEN VISAですが、今ギリシャで不動産は買いなのかどうか。
こちらは別の機会に詳しく書いていきます
ギリシャは日本人の憧れの国(?)
ギリシャに住んでいると
「子供のころ学校の教科書で見たパルテノン神殿にずっとあこがれていて、一生で一回でいいので行ってみたい。」
「神話の国ギリシャに短期でいいので住んでみたい。」
なんてことをよく言われます。
私は偶然にフラッと来てしまったギリシャ、ずっとあこがれていた国ではないので、よくわかりませんが、この国に日本の山神様や、自然界に存在する神様がいるのはなんかわかる気がします。
マルタ 留学をする人がたくさんいるのは知っていますが、ギリシャ留学はかなりマイナーですね。ホームステイ したいなんて言われることがあるのですが、ご希望があればぜひお問い合わせください。お手伝いができるかもしれません。
この記事が皆さんのお役に立てればうれしいです。
ギリシャより愛をこめて YOSH
コメント
楽しくブログを拝見しています。
私はペナンに2018年5月からプチ移住しています。
大昔バックパッカー、今は年金生活者で細々とLCCで旅行しています。
5月にペナンを引き払い、バンスコに3か月ほどプチ移住します。
9月下旬にはペナンに戻ります。
バンスコの前に乗り継ぎの関係でアテネに行きます。
5月17日から5泊ほどします。
その間にお会いできるといいなーと思っています。
ご都合はいかがでしょうか?
お返事お待ちしています。
こんにちは、細々としてしまったブログをご覧いただきましてありがとうございます。
是非お会いしたいと思いますが、5月はどこにいるか未定です。
また変化が出てきていますので、居場所をアップデートさせていただきますね。
ギリシャにいる場合は是非お会いできればと思っています。
お返事ありがとうございます。
よろしくお願いします。
私の官界のヨーロッパの予定は
アテネ➡クタイシ➡パリ➡ソフィア・バンスコ➡アテネで
9月末にペナンに戻ります。
RIKI様こんにちは。
既に5月になりますが、ペナンで感染等なく無事にお過ごしのことと思います。
私は日本帰国のチケットが再々予約を余儀なくされましたが、今のところ6月の初めに帰国の予定です。
また変更になる可能性はありますが、またアップデートさせていただきます。
Yosh様
お久しぶりです。ペナンもロックダウンで、国際線の飛行機も欠航に次ぐ欠航です。
ペナンに閉じ込められています。
キャンセル、予約変更、リファンド手続き、予約・キャンセルの連続です。
現在のところ、6月2日の福岡行きのチケットを購入して、一時帰国の準備を
しています。
うまく出国できても、日本の空港検疫でPCR検査が陰性でも、2週間自宅待機です。
その後、外務省の渡航中止勧告が解除になるまでは、日本国内でプチ移住です。
お安いスクート航空でヨーロッパに行こうとしても、今は、シンガポールが
トランジット禁止で困ってしまいます。
スクート航空のヨーロッパ到着空港はアテネかベルリンですが、現在は、SINと
同じように、やはりトランジット禁止でしょうか?
ジョージアかブルガリアで夏を過ごして、9月末にペナンに行こうと思って
いますが、今回のコロナ禍では、難しく思っています。
ギリシアの海外からの観光客受け入れの見通し状況など(例えば、7月くらいから
受け入れ予想などFBで見た事がありますが)、教えていただければ有難いです。