ギリシャの経済、生活、難民問題など

こんにちは。

今回は、ちょっと変わり種のお題、ギリシャの経済、生活、難民問題などについて書いていきたいと思います。

きっかけとしては、ギリシャに住んでいるということで友人などから色々聞かれます。

住んでいると当たり前になってしまって気にならなくなったり、特に考えなくなったりするのですが、質問されると、あーそういえばと思ったりします。

また、ここに住んでいる日本人の数が圧倒的に少ないこと、住んでいる人のほとんどが結婚しているから住んでいるという事で、私は変わり種なんです。

では、行きましょう!

ぶっちゃけギリシャの経済はどうなの?

私がギリシャに到着したのは2017年9月でした。

来たばかりの時は、今思い返すと色々まだ混乱の時期だったと思います。

アパートを借りるのもなかなか難しく、銀行口座を作ることも難しく、自分の口座からお金を下ろすことも制限があったり、現在から考えるとスーパーに陳列されている品数もなんだか少なかったです。

最近はスーパーで売られている商品も品目が増えたり、新しい製品が出てきているように思います。

失業率もおおよそ10%位良くなってきていると数字が出ています。

ただ、ここで気を付けないといけない事があります。

ギリシャは観光立国なため、季節によって働くのです。

夏はむっちゃ働いて3-5か月の間に1年の半分以上の収入を得て、寒くなってくると地元に戻って細々と暮らしながら失業保険をもらって夏を待つ、見たいな人が全体の50%を占めるかもしれません。

これは、有名な「ギリシャ人が働かない」という都市伝説にもつながるのですが、ギリシャは島がたくさんあり、ほとんどの島は夏にしか人が住んでいません。

持ち家のある人は済んでいるかもしれませんが、夏のハイシーズンに比べると50-30%位まで下がると思います。

ちなみにミコノス島や、サントリーニ島に行くとホテルや、タクシーの運転で稼ぐという人も多く、頑張るとひと月2000-3000ユーロ稼げるといいます。この値段はギリシャでは普通のオフィスワークの2倍以上に値します。

銀行については口座からお金を下ろせる1日の制限金額が上がる、またはなくなるといった(銀行によって設定が違います)変化もあります。

つまり、ジワジワト良くなってきているのだと感じます。

ぶっちゃけギリシャの生活はどうなの?

ギリシャも高齢化社会となっており、年金受給者が多いです。

ここでもギリシャの人の生活スタイルが日本と違うという事に注意です。

ギリシャ人のほとんどが不動産を持っていて、住むための場所があるというのが特徴です。

聞くと、殆どの人がアパートなどを持っており、中には家族で小さなビル(アパートの一室ではなく一軒家よりも大きめの数世帯住宅)を建てて、家族でそれぞれの階に住んだりするのです。

不動産は代々引き継がれるため、2-3世代目になるとほぼただでゲットした不動産にただで住める環境が多いです。

以前は相続税がゼロ、またはほぼゼロだったため、こういう状況で生活に圧迫なく暮らせたのです。

政府はEUからの借金返済と、EUメンバーの一員としてある程度のレベルまでインフラを含む色々なことにテコ入れをしなくてはいけないため、ありとあらゆることに税金をかけれるように制度の変更を頑張っています。

でも、個人的には、まずオペレーションを改善すると、無駄が省けて生活が楽になるのではないかと思いますが、そういうことには目がいかないのがギリシャ人なんですね。。。

なぜギリシャに難民が多いのか?

ギリシャで暮らしていると難民に良く会います。

ここで、難民についてちょっと触れます。

以前バンコクに住んでいた時、UN(国連)で働いている友達が何人かいました。

バンコクはUN(国連)のアジアHQでUN(国連)で働いている人が結構います。

あるオーストラリア人の弁護士さんと話したときに、難民について話しました。

彼女は、弁護士としてUN(国連)で難民に関連する仕事をしていたのです。

難民と聞くと、ユニセフ発行のポスターに掲載されているアフリカの子供の写真を思い出すのは私だけでしょうか?

そして、彼らはお金がなくて、住む場所もない人と思いますよね?

結果としてそうなっているのですが、大勢の人が難民になる少し前にお金や地位のある人が先に国を離れ、政府などの有力者に亡命したいなどの話になったりするそうです。

私たちがニュースで聞く難民の人たちは一般の人で、内戦や紛争、迫害などによって住んでいる場所に住めなくなり、逃げてきた人を指します。

ただし、全員が本当の難民ではないんですね。

そのため、難民として受け入れてほしいと国に入ってきた人は、通常キャンプと言われる場所や、決められた場所に一定期間拘留され、面接や審査がされ、審議されます。

ギリシャであったウイグル人の人は住んできたトルコで危険を感じたので船で逃げてきたという話を聞きました。

また、シリア出身の人はシリアから歩いて逃げてきて、着いたのがギリシャだったと。

どちらの人もギリシャを目指していたわけではないようですが、風の向きや、歩いてきた邦楽がギリシャだったという事で、ギリシャにはそういう人がたどり着く磁石があるのかもしれません。

別記事で詳しい話をしたいと思います。

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