タイで見かけた変わった食べ物、気になった食べものをレポートします。
今回は魚です。タイ料理にはたくさんの種類の魚が使われていますが、今回はこの魚。
なぜ首が折れているのか気になりました。
その土地の習慣と食べもの
どこに行ってもその土地の食べ物というのがあります。
いつも旅行でその土地の食べ物をみて、食べてみて、味を知って、そして、その土地の人たちの体格や、味の好み、考え方、文化的背景など考えたりします。
そういう場合、決して食材が特別である必要はないのですが、特別な場合もあります。
その背景や理由を知ることで、何かを深く知ることがあるかもしれません。
タイで、日常的にみる食べ物で、何これ?とか?なんでそうなるの?というものがあります。
今回は、頸椎(首)骨折している魚についてです。
私が初めてこの頸椎骨折魚を見たときに、違和感があったので、タイ人の友達に聞いてみました。
彼女曰く、
タイでは魚は丸い入れものに入れて輸送するため、魚の首が曲がっているとその丸い入れものにはまって輸送がしやすい。
との回答でした。
この会話の後、特に気にしていなかったのですが、なぜなのか気になりますよね?
この魚、アジの一種なんですが、この魚は、市場でも、レストランでも、はたまたスーパーでも、ぜーんぶ頸椎骨折後の販売なんですね。
こちらがその丸い入れ物
スーパーで販売されていて首は曲がっている必要はなさそうです。
きっと、私たち日本人もそうですが、いつもの日常の一部と化したことを改めて質問されるととっさに回答ができないことってありますよね?
例えば、実際に外国人の友達から受けた質問の一部です。
- ”ほうとう”と”うどん”はどうちがうのか?
- 日本語でボタンはなぜボタンといのか?
- 日本で売っているケーキはなぜ柔らかいのか?(ヨーロッパのケーキは固いぞ!)
- 日本人は毎日寿司を食べているのか?
などなど、さ~。。。なぜ?
と私が知りたいようなポイントを突かれて、困ってしまいます。
そんな、思いもよらないフェイント的な質問に完全論破できるほどの回答を毎日ポケットにしまってないですよね?
海外生活が長くなればなるほど、こういう質問を海外目線で見るようになり、日本のことにもっと目を向けるようになったのは言うまでもありませんが。
でも、その質問面白いっていうのはよくあります。
実際どうして首が折れているのか
諸説あるようです。
色んなタイ人の友達に聞いた所、結論はわかりませんでしたが、回答をシェアします。
- 首が折れているのはその魚がおいしい証拠
- タイの気候は暑いので、魚が腐らないように内臓を取り出して首を折ることで身と頭をわけることで新鮮さを保つ
- 輸送用のケースの形状に合わせた結果こうなった
- 昔、ある地域の出身の人が王室に献上したときに、気に入られた
- などなど
- なぞは深まるばかりですが、タイも王国で、歴史が長いので、色々な物語が存在します。
この頸椎骨折魚もその一つのようです。
首が折れている魚と折れていない魚で味比べをしてみても面白いかもしれませんね。
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