あのスゴい初体験 回想録
あの初体験。。。それはまだ若かりし20代前半の頃でした。
あんなすごい思いをした事は後にも先にも記憶にありません。
台湾の友人を訪れていたある日の昼下がり、それはあまりにも突然で、予想もつかない出来事でした。
このブログ読んでくれている皆さんには、私と同じ体験はしてほしくない、あえて書きます。。。
ドリアン(Durian)食べたことありますか?
なんの話かって、ドリアンです。
ドリアンは、東南アジア全域で人気のフルーツですが、話だけは聞いたことがあるって人が多いのではないでしょうか?
フルーツの王様の異名を持つ東南アジア出身のスゴい奴です。
タイでは5月から9月位がシーズンのようで、今街中で売られているのをよく見かけます。
ドリアンが山積みされている様子
皮から中身を出してパック売りしています。 こんな感じで、中身を出して量り売りしています。
ドリアンにはフルーツの王様というニックネームがよく聞かれますが、実はこの名前、元々は”王様のフルーツ”だったんですって。それがフルーツの王様に変化。
また別名悪魔のフルーツともいわれていますよ。
スゴい部分は色々ありますが、一番有名なのは臭いです。
この、臭いはインドールという香料としても利用される成分が含まれているからなのですが、この臭い、ガス臭と似ています。
以前、私のフラットメイトが内緒でドリアンを家に持ち込んで食べたようで、私は帰宅後ガス漏れかと思って必死でガスの元栓を閉めようとしたことがあります。
食べるとガスが体内で発生するようで、人によっては体が熱くなる人もいます。
王様のフルーツって精力剤だった?
当時からドリアンは貴重なものだったらしく、ドリアンの臭いに注目する人が多いのですが、実はビタミンなどを豊富に含み、見た目からは想像がつかないですが、かなり栄養価が高いことでも知られていて、欧米では自然のバイアグラという人もいるほどです。
ドリアンはとても固くて、トゲトゲの皮に覆われていて、中身を出すのが大変。
(この見た目から名前が付きました。マレー語で、Duri=とげ 後ろにan=たくさん、とげがたくさんという意味だそうです。)
東南アジアの灼熱の日から身を守り、逆に強い日を浴びるからこそ、強くたくましく育ち、栄養価が高くなるのです。
同じ原理で、ココナッツが挙げられます。
ドリアンもココナッツも両方とも固い皮で身を守りながら栄養豊かな実が育っていくんですね。
別名:なぜ、悪魔のフルーツ?
悪魔って、すごい言われようですよね、そもそも悪魔の意味とは?
”悪魔(あくま)とは、悪を象徴する超越的存在をあらわす言葉である。
悪魔は、煩悩のことであるとも捉えられる” wikipedia より
簡単にいうと、一度知ったら、ハマっちゃって癖になっちゃう~見たいな感じですね。
色々な人の意見から、大きく2つの意見に分かれます。
- 好きになったら忘れられない。
- もう二度とみたくない
なんだか一目惚れするか、嫌いになるかの男女関係みたいですね。
実際の私の初体験とその後
そう、私とドリアン君との初めての運命の出会いは台湾の台北にある友人宅ででした。
友人の紹介で初めてお目にかかったのですが、感想としてはこんな感じです。
- 第一印象:悪くないかな。
- 見た目:まあ、黄色いフルーツ?
はっきり言って、ドリアン君の名前も知りませんでした。。。横文字だしね。
そして、友人からドリアン君の紹介がありました。
- 名前はドリアン
- 出身は東南アジア、このドリアン君は台湾出身(近所の市場で買ってきた)
- 有名で、歴史も長く、欧米では知る人ぞ知るって感じ、知名度高い
- 有名な点は、臭いがすごいけど、ハマってしまうと虜になって、もう逃げられない、一時たりとも忘れられない等
そして、本当に初体験してみた感想
いざ!試食です!!
一口パクっと。。。
ウエ~、オエ~、ゲ~
苦しい、吐きそう。。。
そう、こんな突然の出来事に、体が勝手に反応してしまって。。。
臭いが味を上回って鼻に回ってくるんですね。
なので、肝心の味とか、感触とかを感じるところまで行きませんでした。
臭いを言葉で表すのは難しいのですが、あえていうとこんな感じ。
”カレーの国で、1か月以上本場のスパイスが効いたカレーばっかり食べて、灼熱の中クーラーもなく、お風呂に3週間入ってない時の脇の臭い”
”梅雨のジメジメした時期に、湿った靴と靴下を3週間一時も脱がずに履き続けた後の、足の指の間の臭い”
”真夏の暑い時期に毎日大量に汗をかき続けて、20日間着続けたTシャツの臭い”
”チーズが豊富な国で毎日大量のチーズを食べ続けて、お風呂にはめったに入らず、湿った冬に、毎日同じ肌着を着続けた後、その肌着を脱いだ瞬間の臭い”
こんな感じかな?
感覚として伝わるとうれしいです。
なぜ、ハマる人続出か
初体験の後、何度か食べたことがありますが、個体差がありすぎて一概には言えないのですが、当たりだと、臭いの後クリーミーな感じのリッチな味わいのメロンみたいな感じです。
また、クリーミーさで言うと、シュークリームのクリームみたいな時もあるんです。
ただ、ドリアン大好きという人もいれば、別に好きじゃない、嫌い!
みたいに本当に個人の好みで分かれます。
私も東南アジア初心者の頃は、辛い食べ物(チリ)が苦手だったんです。
でも、環境からチリが入っている料理を完全に避けるのは難しく、時とともに慣れてきて、最近ではチリがない食生活は考えられません。
ドリアンは奥が深くて、酸いも甘いも噛み分けた大人にしか深い味わいがわからないのかもしれませんね!