
この記事では、Yoshの抗がん剤治療1回目の体験を書いています。
「抗がん剤」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
Yoshは正直、ものすごく嫌なイメージがあった。副作用で髪が全部抜けて、ボロボロになって、吐いたりするイメージが強かった。でも、スティーブ・ジョブズのようにがりがりにやせるイメージもあったので、あわよくば痩せれるチャンスとも思っていましたよ。
しかも自然派のYoshにとって、「抗がん剤」という言葉自体が、なんか体に良くないもの入れる感じがして、受け入れがたかった。
前回の記事でもお話したように、先生に「シにます」と即答されてしまったので、抗がん剤治療を渋々受けることにしました。
でも、少しもがいていて、心の奥底では本当に納得していなくて、リケジョの博士の友人に色々質問してみたのです。
リケジョ博士には、検査結果の読み方(ぶっちゃけ、大学病院で説明されたけど、癌宣告を受けた直後に色々一気に説明されたので、聞いたことはほぼ右から左だった)を教えてもらったり、ちゃんと検査を3回まわしているとか、Yosh一人では分からない事を解説してもらったので、なんとなく”騙されている”とか、”腑に落ちない感じ”が薄らぎました。
そして、「やっぱり抗がん剤治療したくないんだーーー!」と言うと、リケジョ博士が、「抗がん剤治療を拒む人もいるけど、ちゃんと科学で証明されているので、副作用もさることながら薬の効果は証明されている。」と。いかにもリケジョの視点からの話で、妙に納得したのを覚えていますよ。
入院初日——点滴が始まった瞬間のこと
1回目は入院して抗がん剤を投与することになっていました。状況によっては1週間入院する可能性もあると言われていたので、それなりに覚悟してたくさんの荷物を持って病院に向かいました。
前回入院した時にご飯が激マズで、コンビニでおにぎり買って食べた経験から、食べ物をたくさん持って行ったのです(笑)。
そして、前回の入院時の食事には、一滴の水分も出なかったので、スープ、大好きなコーヒーとお湯を沸かせるポット。そしておやつも忘れないよ! 1か月くらい暮らせそうな食料を持ち込んだYosh。
因みに持ち込んだ食料の山は撮り忘れました
食べ物の話はこの辺にして、さて、本題です。
抗がん剤の前に、プレドニンというステロイド剤を20錠も飲みます。
この薬が、ハイになった上に、食欲爆上がりになります。
点滴が始まりました。検査の時にも指摘されたのですが、Yoshの血管は細いらしく、なかなかいい血管をしとめることが出来ないようなんです。抗がん剤は薬剤が漏れてしまうと大変な事になるらしく、CVポートを埋め込む手術を強く推奨されましたが、丁寧に全力でお断りしました。
このせいで、これからの抗がん剤治療で、看護師さんたちに一つ余分な労力を強いることなります。
この辺は別の記事で詳しく書いていきますね。
まず、”いい血管”を探すことが難しく、エコーのような機械を使って点滴を入れる血管を探すことから始まります。
「いい血管が見つかりましたよー」と言われ、いよいよ点滴開始です。
もの凄くドキドキして、自分の耳に心臓の音が届いているのがわかります。
薬剤は複数あって、最初にリツキシマブ という抗体薬から始まります。
看護師さんは、2人一組で、パンデミックの時によく見た全身防護服と、マスクと手袋をはめて、物々し恰好で、点滴を見守ります。
そして次の点滴、次の点滴とどんどん進んでいくのですが、2つか3つ目の点滴の途中で頭がクラクラしてきて、心臓の音も爆音になっていき、腫れていた脚が痛いのか、かゆいのか分からないけど、なんか変。。。
見てみると腫れていた脚が更に真っ赤になっています。
看護師さん達が慌てて、何か騒がしくなってきました。
主治医が呼ばれたようですが、そのあたりからもうろうとして記憶がうっすらとしかありません。
前の晩、緊張していて、更に、隣の人がずっとナースコールを押している音で寝れなかった。
もしかすると、この緊張感絶頂のタイミングで寝落ちたのか、気絶したのか分からないけど、確実に意識が飛んでいました。
「大丈夫ですか!」——気づいたら囲まれていた
気を失っていた時間がどのくらいだったのか、Yoshには分かりません。気づいた時には、看護師さんたちが慌てていてYoshを囲んでいた。
おそらく、たまに見られるというアレルギー反応だったんだと思います。
「脚があんなに腫れていたら、薬に反応する面積が大きくなっていますからね。」とやたら冷静な主治医。
主治医の指示で打たれた抗アレルギー薬で、脚の症状は落着き、心臓のバクバクも落ち着きました。
心配そうな看護師さんにYoshは、「昨晩良く寝れなかったら、今寝れてすっきりしましたw」
看護師さん達も笑ってくれて、その場はなごみます。
でも、Yoshの心の声は、「え、初回だよね?残り5回あるんですけど?大丈夫かな?」
不思議な感覚——体の中に温かいものが入ってくる
落ち着いた後、改めて抗がん剤の投与が続きました。
その時の感覚が、今でも忘れられない。
体の中に、じんわりと温かいものが入ってくる感じ。そして、なんとなくハイになった感覚。痛くもない、苦しくもない。表現が難しいけど、確実に全身の細胞に何かがいきわたっていくような、そんな感じ。
「あれ、これ思ったより大丈夫かも?」
と思ったのを覚えています。
1週間入院のはずが——2泊で帰宅
状況によっては1週間入院と言われていたYosh。
でも体は意外にも元気で、一回アレルギー反応は出たものの、このまま50m走とか走れそうな位元気な感じ。
結局、主治医の判断で、2泊で帰宅と言う事に。
Yoshの心の声「え、もう帰っていいの?早。こんなに食料持ってきちゃったから全部持って帰らなくてはならなくなっちゃったw」
もちろん、2回目以降は話が変わってきます。それはまた次の記事で。

この画像はYosh本人ではありません。
まとめ——抗がん剤治療1回目で学んだこと
抗がん剤の1回目で、Yoshが実感したことは2つです。
一つ目は、アレルギー反応が起きることがある、ということ。これは事前にフワッと聞いていたけど、アレルギー反応ってあんなになるのかーと、正直びっくりしました。アメリカ映画とかで、心臓にAEDみたいな機械でショックを与えている場面とか見たことありますよね?Yoshの場合は、そこまでではなかったものの、結構体に影響があるのだと知りました。
同じ経験をした方がいれば、「あるある」と思ってもらえるかもしれません。
二つ目は、癌になってしまったことだけで、結構なショックなのに、あまり積極的にやりたい灯っていない抗がん剤治療。でも、最初から最悪を想定しなくていい、ということ。Yoshは「抗がん剤=地獄」と思っていたけど、1回目に限っては体は思ったより元気でした。もちろん個人差はあります。でも怖さだけで頭がいっぱいになっている人がいれば、「こういうケースもあるよ」と伝えたかった。
むしろ、病気になってしまって、治療をせずにこじらせてしまって、手の施しようがなくなってからでは遅いです。
なってしまったからには向き合い、出来ることを受け入れていく事はとても大切な事だとYoshは思います。
悪性リンパ腫の抗がん剤治療に関しては、「100%ハゲます」と事前に言われ、その通りになりました。このあたりの変化や実際の経過は時と共にじわじわとやってきます。詳しい話を別の記事で詳しく書いていきます。
また、「抗がん剤」と一言で言っても抗がん剤は色々あるのです。Yosh自身のがんの種類とあわせて、今後の記事で順番にまとめていきたいと思います。
次回は、そもそも抗がん剤って一種類じゃないの?という話と、Yoshの癌の種類について書いていきます。
抗がん剤治療6回のリアルな経過を、1回ずつ記録として残していきます。