カウチサーフィンって聞いた事ありますか?
一人で海外旅行をする人、外国人を受け入れて国際的な体験をしたい人は知っておくと楽しいですよ。
カウチサーフィンは無料のホスピタリティエクスチェンジ
無料のホスピタリティエクスチェンジ?
ボランティアなの?
と思う人も多いはず。
私も初めて聞いた時は、無料で誰かの家に泊めてもらえるサービスときいて、
なんだそれ?
と思ったものです。
何でもそうですが、使い方を知らないと損することもあれば、間違った方向に
行ってしまうこともあります。
そこで、いくつかの私の体験を元にレポートとしてシェアしますので参考にして下さいね。
つまりカウチサーフィンって何?
シンガポールにいた時に初めて聞いたこのカウチサーフィン。
因みに教えてくれた人はフィリピン人の大学の先生でした。
英語で
Couch (カウチ)= カウチポテトのカウチですよ。ソファといった方がわかりやすいですね。
Surfing (サーフィン)=そうそう、あの波乗りのサーフィンです。
つまり、ソファを渡り歩くみたいな意味で、旅先で親切な人を見つけてソファでいいのでただで泊めてもらうというとわかりやすいですね。
このサイトのオーナーは現在はプライベートカンパニーとなっていますが、数年前までドメインが .org つまり、オーガナイゼーション。
日本語でいうと非営利団体のような感じで、運営されていて、アメリカ人によってつくられました。(現在はアメリカの法律の関連かなんかで、会社組織となっています。)
コンセプト通り、旅好きな人が間接的に助け合う事を目的としていて、WEBサイト内でアカウントを無料で作り、プロフィールを作ります。
旅行する時に、行き先でカウチを探して無料で泊る。
というものです。
ただし、ただで泊ることに重きを置くのではなく、お互いの文化などの理解を深める場として利用するのが本来の目的とされていると思います。
他人の家のカウチですから、リビングルームに泊る可能性が高いのですが、食事を一緒にし、
宿泊する期間やタイミングによっては家族のイベントに参加したりします。
そういうコミュニティになっているんですね。
目的、使い方によっては素晴らしい体験
私も日本人ですから、よそ様の家にただで泊る?
家族と一緒に食事する?
始めて聞いた時にはなんだか、え~ちょっと無理~。と思いました。
でも、ヨーロッパに行ったときに、自分の旅行先を設定しておいたんです。
すると、フランス人の女の子から誘いがあったんですね。
「今日の夜一緒にご飯食べない?」
そして、そのあとドイツ人の女性から
「今夜暇?」
更に、現地の男性から、
「もし暇なら観光に連れて行ってあげるよ」
え?なにこれ?
結局三人まとめてあって、一緒にご飯を食べて、現地の男性に観光スポットを車で回って
もらうという楽しい思い出ができました。
そのあと、フランス人の女の子と一緒に数日一緒に旅をして、
カウチサーフィンとは何ぞや、と教えてもらいました。
つまり、コミュニティなので、ただで泊るだけでなく、同じタイミングで旅行している人、
または、現地の人達と食事をしたり、イベントに参加したりすることも可能なんです。
日本人には、この使い方の方が合っている気がしますよね?
繰り返しますが、ホスピタリティエクスチェンジです。
フランス人の女の子がいうには、彼女はかなり色々な場所に旅行に行き、ほとんどお金を
使わずに宿泊しているのだとか。
私は彼女の話を注意深く聞きました。
- カウチサーフィンを利用して、行く場所行く場所でただで泊めてもらう。
- でも、誰でもいいというわけではないし、期間も最大1週間位にしている。
- 私達は女性なので、気を付けなくてはいけない、結構危ない人もいる。
ふんふん。
- 相手から誘ってくる人はプロフィールと他の人のコメントをちゃんと見た方がいい
- 出来れば自分からホストを見つけて泊めてもらえるか確認するのがいい
- ホストはできれば老夫婦か、カップル/家族、または独身で一人暮らしの女性がベスト
なるほど。
人によっては、女性が一人で旅行しているので、ただで泊めてあげるからおいで~。
みたいな優しい事を言って、家の中でどうなるのかわからない。
ということですね。
「自分からお願いする時も、ただで泊めてほしいんです。
ではなく、ちゃんとプロフィールをよんで、その人の趣味や、話が合うかなどバックグラウンドを理解した上でお願いするのが礼儀
つまり、ホスピタリティエクスチェンジなので、ただで泊めてもらうことよりも、その国や
地域の様子を知るきっか作り、そして自分は日本の代表位の意識があった方がいいです。
泊めてもらったりお世話になったら、次は自分がコミュニティの中の誰かをお世話する。
というコンセプト。
なんか、鶴の恩返しを思い出したのは私だけでしょうか?
また、カウチサーフィンには会員それぞれのプロフィールと、その人が関わった人達
からのコメントが読めるようになっています。
そして、VERIFY という手続きがあり、ある程度の個人情報チェックが可能です。
(身分証の、住所の確認など)
利用時にはそういった細かい点まで確認すると安心感が増しますね。
また、自分が登録する時にも確認をしておくと、相手に安心感を与えますよ。
私はこのフランス人の女の子と別れた後、現地で何日か泊めてもらいました。
忙しくほとんど会えない人、週末で一日中観光など付き合ってくれた人、色々な人にあいました。色々な話を楽しんで、快適に過ごせました。
そしてカウチサーフィンって面白い!と思い、引き続き利用することにしたのです。
昔の人は言いました、ただほど怖いものはない。
ただほど怖いものはないのは本当だ。
前回そして、初めてのカウチサーフィンの利用は大成功でしたが、所変われば人も変わるんです。
ただで泊まる事とリスクを考える
まず、ある場所に行くと登録をしたら、ものすごい数の男性から連絡が来ました。
そのうち女性は1人のみ。
しかも、男性たちのプロフィールを見ると、最近作成されたものです。
今日作成のものもありました。
「家にただで泊まっていいよ。」
断っても断ってもしつこいくらいに連絡が来ます。
結局その時は、現地で働くフィリピンの女性と、そのカウチサーフィン友達と会い、
ご飯を食べて、観光に連れて行ってもらって楽しい時間を過ごしました。
(宿泊はホテルにしましたよ)
彼女たちは、カウチサーフィンを利用して訪問する外国人から色々な体験談を聞いているので、とても親切に安全に過ごすためのアドバイスしてくれました。
結局、カウチサーフィンは使った方がいいの?
この記事ではカウチサーフィンはこういう使い方があるよ、という紹介なのですが、利用をするしないは個人の判断になると思います。
カウチサーフィンは各地にグループができていて、定期的に集まっている人達がいます。
そういった集まりに参加するのが一番楽しいと思います。
いっぺんにたくさんの人と会えますよ。そして、みんな親切です。
(もちろん、言葉の壁もあるので、言葉ができる人のみ利用できる事になりますが。)
慣れてきたら、泊めてもらうことも経験としては楽しいかもしれません。
私のおすすめは、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカなどです。
アジアはホテルが安いのでホテルやカプセルホテルに泊まって、昼間カウチサーフィンを利用して食事に行ったり、イベントに参加したりしています。
旅行の行き先もそうですが、節約重視なのか、安全重視なのか。
その場所で何がしたいのか、などの目的がはっきりしないと、思わぬことに巻き込まれる
可能性もあるので、くれぐれも注意して、安全で楽しい旅行と思い出作りができると
いいですね。
この記事が皆さんのお役に立てればうれしいです。役立った、面白かったと思った人は是非下のボタンでお友達にシェアしてくださいね!