何事も初体験、最初の一歩を踏み出さなければ何も始まらないので、踏み出してから考えてみる

後ろからでも、どこからでもいいのですが、最後の一撃というのはかなり重要です。

その一撃でどっちに転ぶか、吉と出るか凶と出るか変わるのですから。

そう、あの一撃は今でも忘れません。

海外就職への道、本当の意味での第一歩はヘッドハンターに背中を押されたことから始まった。

日本で就職して、お金を貯めて、ロンドンで英語を学び、学生として暮らし、自分でビジネスを立ち上げ、日本に帰国し、という流れから、日本以外で正式に就職という形をとったことがありませんでした。

初めての正式な海外就職はシンガポール。

私とシンガポールには何かの縁があったこと間違いなしです。

人生の分岐点に立った時に必ず誰かに会い、その人の何気ない一言を機に私の人生は

新たな道に進むことがよくありました。

シンガポール行きを決めたのは、ロンドンから帰ってきて一時的に派遣社員として

働いていた時、同僚・ランチ友達のMさんの何気ない一言でした。

「今シンガポールがアツいらしいよ、日本人の就職がたくさんあるんだって」

「シンガポール?就職???」

私は心の中で、シンガポールって、何だっけ?マレーシアだっけ?どこだっけ?

と、その位東南アジアに関しては全くの無知でした。

でも、その言葉がなぜか刺さり、シンガポールで就職という言葉が頭から離れ

ませんでした。

早速google先生に聞いてみることに。

シンガポールとは。(その位何も知らなかったんです。笑)

シンガポールの場所、治安、人種、食べ物の特徴、歴史など、情報を得ました。

そして、当時持っていたユナイテッド航空のマイルで往復できそうな距離。

更にgoogle先生に、”シンガポール 就職”と質問してみます。

すると、かなりいいタイミングで、その週の土曜日に東南アジア就職説明会を発見。

これは、運命だとすら思いました。

説明会当日は実践的な話を聞くことができた。

当日、説明会には、シンガポール以外に、マレーシア、ベトナム、タイ、インドネシアの

現地で活躍しているコンサルタントが各国から参加していました。

私は、その時タイ、マレーシアには行ったことがありましたが、ベトナムやインドネシア

はまだで、初めて聞く色々な興味深い話に、面白そう!とワクワクしたことを鮮明に覚え

ています。

説明会で言われた一言が私の心を動かした

説明会後、個人面接の時間が設定されており、希望者はコンサルタントと話ができました。

私は、ある年配の男性コンサルタントとお話をしました。

とっても熱血で、はっきりものをいう感じで、経験豊富な感じの方です。

私は正直に、

「東南アジアのことはほとんど知らなくて、今回も友達に聞いた話で偶然説明会を

見つけたので、参加しました」

と言いました。

「コンサルタントの男性は、それでは一旦、履歴書を拝見します。」

といって、ほんの1分少々、私の履歴書をささっとみて、私に質問しました。

「で、シンガポールに行きたいの?どこに行きたいの?」

「う~ん、わからないです。逆にどこの国に行けばいいのでしょうか?」

「あなたのような方はね、絶対に仕事見つかりますよ。

お仕事の経験もあるしね。

特に初めて海外就職する場合、自分の趣味がサーフィンだからバリ島じゃないと

行かないとかね、そういう人は難しいんです。

雇う側もね、趣味ありきだと、お仕事してくれるかな?とか思っちゃうんです。」

「はあ。そうなんですか。」

「じゃあ、目的の国に一週間とか行ってください。

飛行機とったら連絡してね、弊社の現地コンサルタントが面接のアレンジしますから」

「で、どこに行けばいいでしょうか?今日ここに来る前はシンガポールと思って

きましたが、タイも就職できそうですよね。」

「あなたの場合はシンガポールがいいと思いますよ。英語使えるし」

「分かりました、ではシンガポールに行きます。今晩飛行機とります」

本当にこんな感じでかなり短いやり取りでした。

そして、その晩マイルでシンガポール行きのフライトをとって、教えてもらった

メールアドレスにメールをし、面接をアレンジしてもらうことになりました。

実際、現地のコンサルタントに連絡をしてみたら

正直期待していたのと違う反応が返ってきたんです。

全然関連性のないお仕事の紹介や、質問には一切返事がない、そんな対応に不安を

感じました。

こういう時、一旦視野を変えてみる事が必要です。

自分の中で方向性は決まったので、その方向に進むための手段を探すのが自分にとって

必要です。そこで、他の会社も探してみることに。

すると、今まで気づかなかった、他の会社が視野に入ってきました。

一社一社、焦らずへこまず連絡をし続けました連絡し、そのうち何社かが、私の日程に

合わせて面接をアレンジしてくれることになりました。

事件多発、実際面接に行ったみてわかったシンガポールの現実

海外就職への道 ‐ 初めの一歩 仕事の探し方でも触れましたがその国や地域でビジネスの

カラーは違います。

自分のキャリアパスを考えた時にどこに自分を当てはめれば将来どうなるという

像を持って進むことはとても重要です。

面接は4社決定!

でも、シンガポール到着後、事情が変わります。

  1. 担当者がゴールデンウイークで日本に帰国するため面接はキャンセル
  2. 本当にうちに来たいと思っているか再確認してほしい、その後先方からキャンセル

よって、面接は2社になってしまいました。

一社目

製造系の部品などを扱う会社で事務とSE

面接ではSEとは書いていますが、あまり必要ありませんので、事務になります。

不採用との連絡が一カ月後にきました。

二社目

外資系の顧客対応オペレーション

面接は日本人女性2名、両方ともバリバリの外資系女子、話が合って盛り上がりました。

受けた質問は、

面接官:シンガポールのトイレはどうおもいますか?

私:ビショビショですよね、なんであんなに濡れているんでしょうね?

面接官:ですよね~、私はマレー式のトイレはどっちに向くのが正しいのか未だに疑問です。

私:爆笑

そして、私の経験を活かせるポジションを作ってくれるとまで行ってくれ、

和気あいあいを面接終了。

即日オファーをもらいました。

その後、タイミングもゴールデンウイークで、駐在員は帰国している人が殆どで、

面接するなら外資、結局他社との面接はなく終了しました。

日本帰国後、迷う。海外就職はあきらめようかと。。。

シンガポールにいる間は頑張って就職を探そうとしたものの、日本にいったん帰国して

みたら、気持ちが冷めたというか、気が変わったというか。

ぶっちゃけ不安になったんですね。

あの面接をアレンジしてくれたコンサルタントのHさんから何度もメールで連絡が来て

いました。

どうしようかな。。。

そして、連絡が滞り気味な私に電話をくれました。

30分位話して、まだ煮え切らない私の態度に彼女はこう言ったんです。

「やりがいのある仕事を海外で探したいんですよね?

今このオファーを断ったら他の会社の面接していないので、すぐには見つかりませんよ。

先方からも今週中に決めてほしいと言われています。

今日、金曜日です。

どうしますか?」

「どうしましょう。。。」

「あきらめますか?」

「あきらめた方がいいのかなあ。。。」

「それでいいんですか?

本当に?

変えたいと思ったからわざわざシンガポールに来たんですよね?

ここであきらめたら、また毎日同じ事の繰り返しですよね。

細かいことはさておき、今の就職状況も契約を更新しなければ辞めれるわけだし、

一旦シンガポールに来てみて、どうしても無理だったら、日本に戻るという選択肢

または、シンガポールで転職もありなのではないですか?」

この言葉がかなり深く刺さりました。。。

そして私の心を揺り動かしました。

「そして、今日中に返事をしないとオファーは白紙になります。

決めてください!

今決めましょう」

「わかりました。

行きます!」

そして、私は数週間後にスーツケース一つでシンガポールに引っ越し、

それから約7年シンガポールで働き、暮らしたのです。

縁というのはどこでどう繋がっているか分かりません。

毎日の生活の中で感じていること、学んだことの一つ一つが今の自分に重なり合って

自分を形成されているということを自覚しながら生活する事で、次の一歩に繋がって

いくんだと私は信じています。

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