バンコクでの占いについて。
タイは仏教の国で、色々な仏教のならわしが生活に浸透しています。
その一つに占いがあります。
タイでの占いというのは、路上で小さなテーブルや、地面にゴザを敷いて手相や、タロットカードなどで見てくれますが、多くの場所では誕生日を元にチャートをみて占ってくれます。
さて、本題のワットメーナームですが、このお寺はタイ人にはとても有名なお寺で、とてもロマンチックな物語が背景にあります。
このお寺は仏様ではなく、神様になった女性を祀っています。
友人から聞いた話を以下にまとめます。
(この物語は数回映画にもなっており、その都度、若干ストーリーは変わっているものの基本は同じです。)
この女性は、ナックさん(Lady Nak)といい、19世紀ごろ、現在のバンコクオンヌットの地で、愛する男性と結婚をし、お腹に子供を宿していました。
夫は徴兵され、ナックさんは、その間に出産をしますが、当時の医療では対応できない難産となりこの世を去ります。
ナックさんは愛する夫の帰りを首を長くして待っていたのにとても無念な思いの中の出来事でした。
村人たちはナックさんの葬儀をし、供養をしますが、どうやらナックさんの自宅では異変が起きています。
そんな中夫が無事に家に戻ってきます。
彼が家に戻ると、妻と子供が夫の帰りを待っており、以前よりも幸せな生活が戻っててきました。
ところが、村人が夫に真実を伝えようとしますが、幸せな状態を邪魔しようとする村人にナックさんは口封じをしようと色々な事が起こります。
そして、夫は村人に耳を傾けませんでしたが、ある時、ナックさんが料理をしていると、普通では届かない距離に腕が伸びたのを目撃し、疑惑が確信となり、彼は家を飛び出しました。
ナックさんの口封じなる業に困り果てた村人は、ある位の高いお坊さんに助けを求めます。
映画では怖いシーンとして、ナックさんの変わり果てた姿などが映しだされますが、結論として、ナックさんは、自分の現実を受け止め、村人にした口封じの業をやめ、成仏します。
そして、成仏をしたナックさんは助けが必要な人々に救いの手を差し伸べることを誓い、神として祀られるようになります。
現在では、恋愛成就の神様として女性に敬愛されています。
このお寺に参拝をすると、他のお寺では6本渡されるお線香が2本です。
仏様ではなく神様なので、1本はLady Nakに、そしてもう一本はなくなったお子さんにお祈りをするということです。
私は、場所に対する感覚が繊細なのか、聖なる地などに行くと体が反応するのですが、初めてこのお寺を訪問した時に、とても強いエネルギーを感じました。
人々の振興が厚いのでしょうか、場所柄エネルギーレベルが高いのでしょうか、バンコクを訪問されたときに時間に余裕があれば訪れてみるのも良いですね。
このお寺の敷地にある占いコーナーにタイ人の間で有名な占い師が複数いらっしゃいます。
占い師なので、人生山あり谷ありのような方々がほとんどですが、一回占ってもらった時に、何も言ってないのに私の部屋の中の事情を言い当てられました。
ドキっとしたのを今でも覚えています。それから数回見てもらう機会があり、いつもドキっとすることをズバっと言われます。(笑)
私の個人的な感想ですが、タイで何人もの占い師に見てもらった経験上、このお寺の占い師の人達はすごいなあと思います。
こちらでは英語または日本語での占いはできませんが、通訳をしてくれるタイ人の友人がいる場合は是非お勧めします。
場所:BTS オンヌットから徒歩15-20分ほどのスクンビット77沿いにあります。
駅からはBIG Cを目指して歩き、BIG Cを右側にみてそのまま行くと77沿いの左手に見えます。
住所:747/1, Soi On Nut 7, Sukhumvit 77, Bangkok10250, Thailand