タイで薬の調達 ジェネリック薬品のすゝめ

タイ国内のお薬事情

タイでは、色々な薬(あやしいものではなくて、お薬です)が簡単に薬局で手に入ります。

色々な滞在者のブログでも同じような情報が散見されるので、この記事ではどんな薬が手に入るかや、薬自体ではなくその背景について少し触れます。

タイでは海外の企業がタイ国内にて事業をする際にタイ国民の権利を守る観点から色々な制約があります。

基本的には資本の割合を51%以上をタイ(企業または個人、団体)、49%までを外国(企業または個人、団体)と決まっています。

なぜタイでは多種の薬が手軽に手に入るのか

まず、日本やその他の欧米諸国では処方箋が必要なお薬が結構カウンターに行くと購入できたりします。

まず、基本的に、薬(風邪薬や、抗生物質など)は医師ではない個人の判断で服用することによって薬のメリットではなくデメリット、副作用もあるので、専門家である医師の指導も元正しい用法と容量を守って服用するために、これらの措置がされています。

ですが、逆に薬一つ入手するのに多数の人や手続きを介することによって、価格が高くなるというデメリットもあります。

タイでは、様々な業種の外資企業がタイでの事業をするために参入し、人々はそれらの企業で働き、得た知識や経験をタイローカルの市場向けにデザインされた製品に反映することによって、庶民が手にしやすい価格(安価)で、手軽に手に入れられるルートに流すことによって、実現されたと言ってもいいと思います。

つまり、平たく言うと、外資企業から得た知識をもとにタイで生産して名前を変えて売っているわけです。

ただし、基本的にその国で操業する外国企業はその国に何らかの利益、雇用の創出や高度な技術の導入などをもたらしてくれるから国が承認するわけであって、タイに外国企業が進出して何年も経過していますので、当たり前の事態なのですが。

具体的な話で、体調が悪い時に、薬局に行ったとします。

私: アレルギーで湿疹が出たので、薬をください

薬剤師:どんな湿疹ですか?

私:赤く腫れがあります

薬剤師:ではこれがその症状にあった薬です。430バーツです。

私:そんなに高いのですか?

薬剤師:これは海外から輸入されている薬なので、同じものでタイ産であれば150バーツです。

私:じゃあ。こっちの安いのでいいですよ。430バーツ高いでしょ。w

といった具合に、大体どの薬も同じ効能で、タイで生産された薬があるのです。

おそらくタイ国内のみでの販売で、海外の製薬会社がタイで生産しているものでパッケージを変えて生産しているのだと、聞いたことがあります。

ある意味とても器用だけど、同じものが安価で手に入るのはいいですよね。

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