ギリシャ 外出禁止、違反したら車のナンバープレート没収!

こんにちは。ご無沙汰しております。Yoshです。

いまだにギリシャから脱出できず相変わらずギリシャに毎日平和に暮らしております。

ご心配の声もいただき、ありがとうございます。

ギリシャはとても安全(少なくとも私の住んでいる家と近所は)で、毎日退屈な日々を送っています。

長引く都市封鎖の期間と併せて中だるみ、さらにお祝いモードで近所の公園は見たこともない人数の人がピクニックしていましたよ。

さて、今日はいよいよ迎えたイースター(復活祭)に関連したお話に触れてみます。

アテネの協会

アテネの協会

イースター(復活祭)に都市封鎖強化対策

さて、今この時期ギリシャはイースター(復活祭)に差し掛かりなんてこったって感じになっています。

ギリシャはキリスト教の国ですが、カトリック・プロテスタントではなく、ギリシャ正教で、イースター(復活祭)は一年で一番重要行事ともいえます。

ギリシャ人の友人曰く、クリスマスやその他の行事よりも一番大事で家族と一緒に過ごすのが普通、とのこと。

因みにこの友人も県を超えることができず一人さみしく賃貸のアパートに籠っています。

その一番大事な時期にこの都市封鎖が重なり、国民は複雑な心境でしょう。

ギリシャの保険省は、都市封鎖の時期を、状況を見ながら(おそらくEU諸国とも足並みを併せながら)延期延期を繰り返しています。

当初3月23日午前6時から4月6日午前6時までの間とし違反者には罰金150ユーロが課されることもこの発表に含まれていました。

そしてあと2日でなる4月4日になる4月6日に、4月27日午前6時まで延長を発表。

更に、4月17日に

イースター期間中の外出・移動禁止令の更なる強化のため,4月18日(土)21時から20日(月)24時までの間,強化措置を発表しています。

これはギリシャ人にとってはかなりショックなことで、アテネには地方から来ている人も少なくありません。

どういうことかというと、ギリシャ人は何らかのイベントの際には実家に帰って(または実家の家族が自分のところに来て)大事な家族と過ごすという習慣を持つからです。

一人さみしく賃貸のアパートにいることは普通ではありえないことなのです。

以下具体的な告知(在ギリシャ日本大使館からを引用)

(1)各主要道路や,港等に検問所の設置、24時間体制での監。
(2)飛行機、鉄道、長距離バス、船での移動を禁止する。
例外として,住居地に移動することは一回片道のみ可能だが,提示を求められた場合には,税申告証明書等の住居地を証明できる書類の提示が必要。つまり長期的な居住地として住所の登録を変更している場合は、実家が居住地ではないので帰省できなくなります。
(3)居住地から県外への移動に関しては,外出・移動禁止違反金を300ユーロとし,自家用車を使用した場合は、ナンバープレートを60日間差し押さえる。斬新なアイデアですね!
(4)島の間の移動を禁止する。
以下の2点は例外的に認める。
○住居地の島へ移動すること(一回片道のみ可能)。
○医師・薬局訪問、生活必需品の調達、銀行訪問のため大きな島へ移動すること。

国境も相変わらず封鎖状態

そして極めつけのこの告知は私にとって嬉しいものではありません。

周辺各国との国境閉鎖,航空機・船舶の運行制限措置の期間を5月15日まで延長すると発表しました。

ただ、ドイツ各空港とアテネ(エレフセリオス・ヴェニゼロス)空港間のフライトについては運行との事で、この措置の詳細は良く分かりません。

日本行きのチケットをトルコ航空で購入した私は、5月20日までフライトはなしと言われガックりです。

またコールセンターに電話して変更手続きをしなくてはいけないのですが億劫で後回しです。



因みに大家さんにはすでに退去の連絡をしたいたため、最初は慌てふためいていた大家さんも、すでに知り合いの人でここに住みたいという人を見つけたため、いつ出れる?みたいな感じに形勢逆転となってきていて、複雑な心境ですが、状況が状況だけにもちろん理解をしてくれて追い出されるような事もありませんが、いつ出れるのかわからない状態で毎日こもっているのは精神衛生上も健康に良くないですね。

イースター(復活祭)お祝いの花火でボーーーン!

昨夜いよいよイースター(復活祭)の当日を迎え、夜12時になると同時に花火があがり音だけですが盛り上がっていました。

でも人が外に出て賑わっているような雰囲気は感じられませんでしたが、既に一緒に住んでいる家族同士でお祝いをしているような音はアパート内から漏れ聞こえてきました。

ほう、花火は上がって盛り上がるのね、と思った瞬間、家中の電気もボーーーンと地域全体停電に。

私のアパートは半地下のため、家のインターネットが切れると、電話ではなかなかつながらず、情報が取れません。

近所の人たちが壁越しに何か言っているのが聞こえるので、うちだけではないことがわかります。

でも、このタイミングに停電ってテロとかじゃないよね?

とか、

朝ちゃんと目覚められるかな?

とか、変な良からぬ考えが頭をよぎります。

何はともあれ真っ暗なのは怖いので複数のろうそくに火をともし、部屋に置いてあるキリストの置物の周りに置いて寝ました。

1時間後電気が復活しましたが、なんだか部屋がロマンチックないい灯り加減だったので、そのままにし就寝。イースターっぽさを感じた日でした。

イースターで食されるラムと内臓のバーベキュー

通常はこのようなバーベキューが街のあちこちで見られますが(写真は昨年のもの)今年は外出禁止です

頑張るスーパーマーケット、パニック禁止!

4月18日(金)はスーパーマーケットは営業時間を例年通り短縮し13時から20時まで開店していました。

通年通り今日(日曜日)と明日(月曜日)は閉店となります。

因みにギリシャはスーパーマーケットに限っては通常日曜日はお休みですがそれ以外の日は開いています。

イースターマンデーは通常お休みの日で、通常年は多くのお店がお休みとなります。

火曜日から通常営業となることが告知されています。

前回の記事から数週間経っていますがいまだにギリシャのスーパーからトイレットペーパーなどはなくなっていませんよ。



日本も緊急事態宣言が全国に発布されたようですね、日本にお住いの皆様、その他の国にお住いの皆様、大変な状況ですが、強い心で乗り切っていきましょう。

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